前橋ロータリークラブ

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ロータリークラブとは

ロータリークラブとはどんな団体なのでしょうか。
(「ロータリーの友」2016年12月号参照)

ロータリーの誕生とその成長

20世紀初頭のシカゴは、著しい経済発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。
ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスは、この風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは、集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。

こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。

それからは、志を同じくするクラブが次々各地に生まれ、国境を超え今では200以上の国と地域に広がり、クラブ数35,399、会員総数1,207,913人(2016年7月1日RI公式発表)に達しています。
そして、これら世界中のクラブの連合体を、国際ロータリー(RI)と称します。

このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に目を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

ロータリーとは

  1. ロータリーは、1905年2月23日アメリカ・シカゴの青年弁護士ポール・ハリスによって始められました。たった4人(他の3名はシルベスター・シール、ガスターバス・ローア、ハイラム・ショーレ)で始まったロータリーは、今では全世界122万人の会員を持つ大組織になりました。創始者の方々の精神にロータリーの基本があります。
  2. 私達が求めるロータリーのすべてとは、より寛容で、より他人の良さを認め、より他の人と親しく交わり、助け合い、そして人生の美しさと喜びを伝えあうことなのです。
  3. ロータリーは、慈善団体でもなければ、発展途上国援助団体でもなく、金集め、人集めが目的の団体ではありません。
  4. ロータリーは、職業倫理を重んじる実業人、職業人の集まりで、奉仕の理想に結ばれた人々の世界的親交によって国際間の理解と親善そして世界平和を築こうとしています。
  5. ロータリーの120年の発展の活動の根底に流れる不変なものは、『超我の奉仕』の哲学であり、『最も良く奉仕する者、最も多く報われる』との実践理論の原理であり、ロータリー小史の最後に記された『弱者に涙しながら、他人のために尽くす』原理です。

ロータリーの目的(定款第5条)

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。

第1  知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること
第2  職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔な ものにすること
第3  ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において日々、奉仕の理念を実践すること
第4  奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること

ロータリーの本質 Core Essence

「地域の人々の生活を改善したいという情熱を 社会に役立つ活動に注いでいる、献身的な人々の世界的ネットワーク」

中核的価値観 Core Values

ロータリアンの行動原理・行動規範として、私たちが共有すべき5つの「中核的価値観」があります。

1.奉仕 Service

ロータリーの目的は、「奉仕の理念」を奨励・育成することですから、「奉仕Service」がロータリー理念の中心概念であることはいうまでもありません。現代ロータリーでは、「奉仕Service」を最も広い意味で使っています。
すなわち、「社会に役立つ価値を提供すること」 「世のため人のために尽くすこと」 です。

2.親睦 Fellowship

「親睦」の原語“Fellowship”の原義は、「仲間意識、仲間同士の親交、友情」ということです。「奉仕」と「親睦」はロータリーの2本柱、と昔から言われていますが、「奉仕の理念」を共有する仲間との例会での奉仕の心の研鑽や地域社会での奉仕活動の実践を通じて育まれるのが“Fellowship”です。

3.多様性 Diversity

多様性が保たれていることが、組織活力の源泉です。ロータリーの「職業分類制度」は、ロータリーの多様性を端的に示しています。年齢や性別も問いません。(ロータリーでは1989年に女性の入会が正式に認められた)
また、ロータリーは、人種や国境を超えて200以上の国と地域に広がる国際的なネットワークになっています。奉仕活動の分野も多岐に渡っています。

4.高潔性 Integrity

“Integrity”は「高潔性」と訳されていますが、日本語の適訳がなかなか見つかりません。一言ではなかなか表現できないのですが、“Integrity”は、一貫した『誠実さ』『真摯さ』『高潔さ』など、リーダーが具えるべき『人徳』・『人間力』と言ってよいと考えます。私たちロータリアンは、自己研鑽によって、“Integrity”を高める努力をする必要があります。
“Integrity”は次項の“Leadership”を十分に発揮するための条件としても、欠かせない要素です。

5.リーダーシップ Leadership

ロータリーでは、“Leadership”という言葉を多用しますが、それは、ロータリーが、「事業・専門職務のリーダーと地域社会のリーダーからなる世界的ネットワーク」であるからです。ロータリーはリーダーの集まりなのです。しかし、ロータリーにおける「リーダーシップ」の発揮の仕方は、企業における発揮の仕方とは、いささか異なります。RCは、企業のように権限を持ったトップが指示・命令して動かす組織ではありません。ロータリーの組織運営は、会員の平等・対等な関係が前提になります。クラブの組織力を高めるためには、会員全員の合意形成・対話・協力が重要です。
クラブ会員全員にリーダーシップ開発の機会を提供するのは、クラブ研修リーダーの役割です。
ロータリーでは、会員全員が、必要に応じてリーダーシップを発揮するよう、期待されています!

日本のロータリー 

わが国最初のロータリークラブは1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦のため、1940年に国際ロータリーから脱退します。

戦後1949年に再び復帰加盟した後は、拡大発展を続け、現在では日本全体でクラブ数2,258 会員数88,956人(2018年7月末現在)と成っています。

国内のクラブは、34地区に分かれ、当地区は第2840地区(群馬県1県)として、クラブ数45(6つの分区に分かれる)、会員数2,132人(2018年8月末日現在)を擁しています。

前橋市内には、当前橋ロータリークラブをはじめ、西、東、北、南、中央の6ロータリークラブがあり、第2840地区第一分区と呼称されています。

当クラブは、1953年(昭和28年)発会し、2013年に創立60周年を迎えた老舗クラブです。現在では、2840地区中、最大会員数を誇る大クラブに発展しています。

日本のロータリー100周年

日本のロータリーは、2020年で100周年を迎えました。それにともない、「日本のロータリー100周年ビジョンレポート2020」が策定されました。

クラブビジョン提言

2018-2019年度クラブ長期戦略計画委員会の考察による、クラブビジョンが提言されました。

「ロータリーの理念を活かし、共助社会実現の担い手になろう」
「クラブのアイデンティティを確立しよう」

提言にいたるまでの詳細は、下記PDFファイルをご覧ください。

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